新ジキニン錠D(全薬工業)は、アセトアミノフェン、甘草(カンゾウ)エキス、ジヒドロコデインリン酸塩を基本として、さらにグアヤコールスルホン酸カリウムの配合により、去痰効果の充実を狙ってつくられた錠剤タイプの総合感冒薬です。
去痰剤グアヤコールスルホン酸カリウムとともに、多彩な作用を有する甘草エキスや鎮咳剤ジヒドロコデインリン酸塩などを配合していますので、鎮咳、去痰にもすぐれた効果を発揮します。
5才より服用できるのみやすいフィルムコーティング錠で、散剤やカプセル剤が苦手という方にも適しています。
<効能・効果>
かぜの諸症状(頭痛、のどの痛み、発熱、せき、たん、鼻水、鼻づまり、くしゃみ、悪寒、関節の痛み、筋肉の痛み)の緩和。
<用法・用量>
15才以上1回3錠、11才以上15才未満1回2錠、5才以上11才未満1回1錠
1日3回食後なるべく30分以内に服用してください。
<成分>
(9錠中)
アセトアミノフェン 900mg、d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 3.5mg、ジヒドロコデインリン酸塩 24mg、グアヤコールスルホン酸カリウム 250mg、dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg、無水カフェイン 75mg、カンゾウ(甘草)エキス190mg(原生薬換算量 950mg) 添加物としてヒドロキシプロピルセルロース、カルメロースCa、ケイ酸Al、硬化油、酸化チタン、ステアリン酸Mg、セルロース、ヒドロキシプロピルスターチ、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、マクロゴール、メタケイ酸アルミン酸Mgを含有します。
■してはいけないこと (守らないと現在の症状が悪化したり, 副作用・事故が起こりやすくなります)
- 次の人は服用しないでください
(1)本剤によるアレルギー症状を起こしたことがある人。
(2)本剤又は他のかぜ薬, 解熱鎮痛薬を服用してぜんそくを起こしたことがある人。
- 本剤を服用している間は, 次のいずれの医薬品も服用しないでください
他のかぜ薬, 解熱鎮痛薬, 鎮静薬, 鎮咳去痰薬, 抗ヒスタミン剤を含有する内服薬(鼻炎用内服薬, 乗物酔い薬, アレルギー用薬)
- 服用後, 乗物又は機械類の運転操作をしないでください
(眠気があらわれることがあります。)
- 授乳中の人は本剤を服用しないか, 本剤を服用する場合は授乳を避けること
- 服用時は飲酒しないでください
- 長期連用しないでください
■相談すること
- 次の人は服用前に医師又は薬剤師に相談してください
(1)医師又は歯科医師の治療を受けている人。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)授乳中の人。
(4)高齢者。
(5)本人又は家族がアレルギー体質の人。
(6)薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(7)次の症状のある人。
高熱, 排尿困難
(8)次の診断を受けた人。
甲状腺機能障害, 糖尿病, 心臓病, 高血圧, 肝臓病, 腎臓病, 胃・十二指腸潰瘍, 緑内障
- 次の場合は, 直ちに服用を中止し, この文書を持って医師又は薬剤師に相談してください
(1)服用後, 次の症状があらわれた場合
[関係部位:症状]
皮ふ:発疹・発赤, かゆみ
消化器:悪心・嘔吐, 食欲不振
精神神経系:めまい
その他:排尿困難
まれに次の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けてください。
[症状の名称:症状]
ショック(アナフィラキシー):服用後すぐにじんましん, 浮腫, 胸苦しさ等とともに, 顔色が青白くなり, 手足が冷たくなり, 冷や汗, 息苦しさ等があらわれる。
皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群):高熱を伴って, 発疹・発赤, 火傷様の水ぶくれ等の激しい症状が, 全身の皮ふ, 口や目の粘膜にあらわれる。
中毒性表皮壊死症(ライエル症候群):高熱を伴って, 発疹・発赤, 火傷様の水ぶくれ等の激しい症状が, 全身の皮ふ, 口や目の粘膜にあらわれる。
肝機能障害:全身のだるさ, 黄疸(皮ふや白目が黄色くなる)等があらわれる。
間質性肺炎:空せき(たんを伴わないせき)を伴い, 息切れ, 呼吸困難, 発熱等があらわれる。(これらの症状は, かぜの諸症状と区別が難しいこともあり, 空せき, 発熱等の症状が悪化した場合にも, 服用を中止するとともに, 医師の診療を受けること。)
ぜんそく
(2)5〜6回服用しても症状がよくならない場合
- 次の症状があらわれることがあるので, このような症状の継続又は増強が見られた場合には, 服用を中止し, 医師又は薬剤師に相談してください
便秘, 口のかわき
<販売元>全薬工業
JAN:4987305114617 |